「まつもとフィルムコモンズ」地域映画制作に関するご案内

 

標記の件につきまして、ご案内がありましたのでお知らせいたします。

 

皆様こんにちは。

まつもとフィルムコモンズの事務局長の三好祐子と申します。まつもとフィルムコモンズは、2022年6月に立ち上がった市民団体で松本に住む10代から80代の市民20名ほどがメンバーで、その約半数は信大生です。

私たちは、松本市で撮影された8mmフィルムを市民から募集し、多世代の市民や学生、地元アーティストと協働しながら地域映画を制作する活動をしています。

今年の2月に『まつもと日和』(73分)という映画を完成させました。(ダイジェストをご覧ください。)

https://www.youtube.com/watch?v=8tgKahHHpds&t=2s

 

松本城の児童遊園地や美鈴湖のスケート、ちんちん電車、近代化前の商店街の様子などかつての松本の佇まいや、子どもの成長記録から、当時の人々の営みや暮らしがよみがえります。

映画は、そのような懐かしさ溢れる映像の数々を軸に、約半世紀ぶりに蘇った記録を見る現在の家族や友人の語り、フィルムを元にアニメ制作をする清水中の生徒たち、幻の市歌の発掘と再生のストーリーなど新たな物語が加わることで、ノスタルジーだけでは終わらない、地域再生の可能性に満ちた作品となっています。

今年2月にMウィングで行われた完成上映会には、2日間で、のべ950名ほどの方達に見ていただきました。その後も信毎メディアガーデンやまつもと市民芸術館などで上映を行なったり、町会や商店街など市民による自主上映会も各地で開催され、1人でも多くの方に『まつもと日和』を届けるべく、活動を続けています。

 

アンケートの回答では

「記憶の中で薄れていた景色がくっきりと蘇った。何度でも見たい!」

「松本を大切にしていきたいと、心からそう思いました」

「移住者ですが、松本を自分のふるさとにできたような気がして泣けてきました。この街に来てよかったと心が温かくなりました」

「失われた町並みを後世に伝える貴重な資料として価値の高いものと感じます」

など、感動の言葉が多数寄せられており90%以上が「満足した」と回答くださっています。

 

そんな『まつもと日和』ですが現在、第2作の制作を行なっています。

理由の1つには、

所有者の高齢化によりフィルムの救出が年々困難になってきているため、貴重な記録が廃棄されてしまう前に、活動を続ける必要を感じています。1作目に使われている商店街の記録は、池田六之助さんが所有されていたフィルムでしたが、残念ながら六之助さんの生の言葉を記録することは叶いませんでした。昨年度は345本のフィルムが集まり、そのうち184本がデジタル化されておりますが、貴重な記録はまだまだ眠っているはずです。

そのため、今年度も私たちは引き続きフィルムの募集とデジタル化と映画の制作を続けています。

 

ここからはお金の話です。

1作目の『まつもと日和』の制作費用は、7,926,500円でした。

そのうち、信州アーツカウンシル(一般社団法人 長野県文化振興事業団)より3,000,000円助成いただき、クラウドファンディングで4,305,000円集め、不足した分を市内の企業様、個人の方々より、621,500円ご協賛いただきました。

クラウドファンディングにおける全国314人の支持者の方々は、そのほとんどが県外の方たちです。周知が間に合っていなかったためでもありますが、松本市内からのご支援は13%でした。この映画の監督である三好大輔は、2008年から全国各地でこのような8mmで映画をつくる活動を始めており、その数は15作品にのぼります。そのような今までの活動の中で得てきた信頼と応援により達成できた数字です。いわば、『まつもと日和』は、ほぼ松本市以外の方々からいただいた資金で出来上がった映画と言っても過言ではありません。

2作目は、是非とも、地元の方達のお力をお借りしたい、そう思い今年度は、長野県みらい基金でご寄付を募っている次第です。

2023年度の予算は、6,000,000円です。

今年度も引き続き、信州アーツカウンシルより3,000,000円助成いただいていますので残りの3,000,000円をこちらのサイトで寄付を呼びかけております。

https://www.mirai-kikin.or.jp/donation-program/4088/

寄付終了まで残り90日となりましたが、現状大変厳しい状態です。

松本の商工会議所の会員の皆様、是非ともお力をお貸しください。

この先もずっと松本の宝物として残り続ける映画『まつもと日和』の映画のエンドクレジットに、社名を刻みませんか?

 

そして、まだ1作目をご覧になっていない方は、ぜひご覧いただきたいです。

昨年、井上デパートの井上保会長にもインタビューさせていただきまして本編では昭和34年の女鳥羽川の氾濫のシーンでコメントをいただいております。

上映スケジュールは、まつもとフィルムコモンズのHPをご覧ください。

https://matsumoto8mm.com

また、まつもと市民芸術館の上映会のチラシは商工会議所に置いてあります。会社にチラシを置いてくださる方にはお届けいたしますのでお申し出ください。

お忙しい中、長文に最後までお付き合いくださり誠にありがとうございました。

 

まつもとフィルムコモンズ

事務局長 三好祐子

まつもとフィルムコモンズ
https://linktr.ee/matsumoto8mm

090-3535-6519
durskt@icloud.com

長野県みらいベースにて
「まつもと日和2(仮)」制作のための寄付金募集中
https://www.mirai-kikin.or.jp/donation-program/4088/

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