新・松本市工業ビジョン

松本市工業ビジョンの策定

 松本市のものづくり産業の活性化と持続的な発展を目的に、平成29年度で計画期間が満了した前・松本市工業ビジョンに代わり、平成30年度からの10年間を計画期間とする新たな「松本市工業ビジョン」を、ものづくり企業、関係機関、行政が協力し、それぞれが主体的に取組んでいくための指針として、平成30年3月に策定しました。

松本市のものづくり産業の目指すべき方向性

「松本市の特性を生かした新たな活力の創造により高い競争優位性を持った地域」

 

重点的推進事項

重点産業の推進1 「健康・医療産業の推進」

「健康寿命延伸都市・松本」の実現に向け、松本地域健康産業推進協議会等と連携して取り組みます。

重点産業の推進2 「食料品製造業の重点的な推進」

 松本地域の豊富な農産物を活用した新製品開発等、特性を生かした産業の振興に取り組みます。

重点産業の推進3 「産業用ロボット等高度な産業用機械分野の重点的推進」

 生産性の向上や人手不足への対応等、ますます需要の拡大が見込まれる分野で、新技術・新製品の開発を促進します。

健康経営の推進

 従業員の心と体の健康増進に努め、生産性や企業イメージの向上につながる健康経営の取り組みを支援します。

ICTの活用によるものづくり産業の生産性向上

 企業のICT導入やICT人材育成を支援し、ものづくり産業の生産性向上を後押しします。
 また、コワーキングスペースやテレワークオフィス等を併設したICT拠点施設を整備し、就労機会の創出・多様な働き方の実現を目指します。

工業ビジョンの推進について

平成21年の設立以来、工業支援のワンストップ窓口として機能してきた「まつもと工業支援センター」と、ソフトウェア産業の振興や人材育成等を実施してきた「(一財)松本ソフト開発センター」(平成元年設立)の統合により誕生した新組織「(一財)松本ものづくり産業支援センター」を中心に、工業ビジョンを強力に推進します。
 取組みに関するPDCAサイクルを構築し、それぞれの取組状況や達成状況について毎年検証を行い、必要な修正を加えます。

工業ビジョンの概要については、添付のPDFファイルをご覧ください。

 

(一財)松本ものづくり産業支援センター

 新・松本市工業ビジョンに基づき、平成30年4月に新組織「(一財)松本ものづくり産業支援センター」を開設しました。中小企業の技術相談や経営支援、新製品開発、販路拡大等の各種支援を、市や商工会議所等関係機関と連携して行っています。