
このコーナーは、各振興委員さんが所属する団体が取り組んでいる、地域活性化策や街づくり等の事例を当所職員がリポートし、活動の状況や情報を発信するコーナーです。
伊勢町商店街振興組合(Vol.006)
歴史ある街並み 伊勢町
松本の西の玄関口ともいわれる伊勢町商店街は、野麦街道の基点にあたり、戦国時代には越後の上杉謙信が甲斐の武田信玄に糸魚川方面から牛車に塩を載せ運ばせた「塩の道」として古くから交通の要所であり、人が集まり商店が軒を連ねていた。
こうした長い歴史を持つ商店街は、土地区画整理事業により近代的な建物が建つ中でも、名所旧所と融合した街並みを形成している。
車社会の到来で大型店など、郊外型の店舗展開が主流となり、中心市街地にも少なからず影響が出ている。同商店街は組合組織を中心にお客様に足を運んでもらうよう、様々な取り組みをしている。代表的なものが冬のクリスマスシーズンに行うクリスマスツリーコンテストである。商店街がメイン通りの両側に40本のモミの木とLED電球を用意し、公募の中から抽選で選ばれた個人、家族、団体が自由に飾りを持ち寄り、趣向を凝らし思い思いに飾り付けをし、商店街を訪れる人々の目を楽しませている。
また、夏場には「伊勢町せせらぎ土曜市」と称して地元の野菜や果物を販売している他、歴史的にも縁のある佐賀県唐津市(松本市の小笠原藩の末裔が、唐津藩の最後の藩主であった)が海産物などの物産を販売して土曜市を盛り上げ、一人でも多くのお客様が商店街に足を運んでもらう仕掛けづくりに、商店主らが一丸となって街の賑わいを創出することを目的に数年前から取り組んでおり、年々定着しつつある。

幻想的な光で街を彩るクリスマスイルミネーション
●振興委員:大輪貴念夫 ●経営指導員:横山興正
松本商工会議所梓川女性部(Vol.005)
団体の垣根を越えた「よさこい踊り」を披露
梓川女性部は、毎年7月に行われる松本本輸花火大会梓川会場で「よさこい踊り」を披露するため、6-7月の約2ク月間、週に2回練習している。
この花火大会は地域振興イベントとして毎年多くのお客が訪れており、女性部は協力という形でブースを出していた。そんな中、もっとイベントを盛り上げるために
何か出来ることはないかと考え「よさこい踊り」を始めた。
この踊りが好評で地区内の福祉施設から「施設内でも踊りを披露してほしい」との要請を受け、今年で活動は5年目になる。
当初は女性部員だけでやっていたが、見学者などから「参加したい」との希望者が増え、現在では15名ほどで活動しており、踊り自体も参加者が自ら改良するなど工夫を重ねるようになり、女性部の枠を越えた活動となっているため、地域振興のーつとして今後も長く続けていきたいと考えている。

私たちが元気な踊りをお届けします
●振興委員:小嶋しげ子 ●補助員:福島章徳
四賀元気プロジェクト(Vol.004)
桑の実ジャムを使った新商品開発『かりんとうまんじゅう』
『四賀地区の会員企業が元気になっていくにはどうすればよいか?Iと会員から振興委員に問いかけがあった。振興委員と事務局がその疑問に答えるため、会識を重ね『四賀元気プロジェクト』という組織を、振興委員の4名を中心に設立した。当時はーからのスタートだったため四賀地区の各種団体の長がメンパーであった。今ではメンパーに参加してくれる会員も徐々に増えてきている。
昨年度から四賀元気プロジェクトが桑の実事業を引き継いでいる関係で、メンバーの一人である四賀女性部長から、桑の実ジャムだけでなく、今年度は『桑の実を使った新規商品の開発』を松本商工会議所四賀女性部として協力したいという話が四賀元気プロジェクトにあった。そこでお互いに協議した結果、今流行りの『かりんとうまんじゅう』は?という事になり、桑の実ジャムのPRも兼ねて『桑の実ジャム入りかりんとうまんじゅう』を試作した。四賀夏まつりに販売できるように皆で一致団結して頑張ろう!!と目標を立てた。
四賀元気プロジェクトのメンパ]は、ほとんどが男性のため、お菓子製造に疎いところがあるが、女性部と一緒に事業をすることによりソフト面とハード面を互いにカパーし合いながら進めている。また試食会、アンケートなどを集計し、ネーミング・価格・包装紙等細かな打ち合わせをして、四賀元気プロジェクトカ鳴っ推進力をもとに、夏まつりにデピューできるよう一丸となって取り組んでいる。
●振興委員:丸山則行・川久保慎典・溝口清水・本郷剛史 ●経営指導員:金子秀世
安曇地区振興委員活動(Vol.003)
高山北商工会上宝支部との交流会
当所安曇地区では毎年、岐阜県の高山北商工会上主文部との交流会を開催している。これは旧安曇村商工会時代の平成8年から継続的に行っている事素である。
交流会に参加するのは地元町団体、企業の代表者や観光行政に関わる市鶴などで、一年おきに相互の土地に出向き、研修会を開催している。お互いアルプスを狭んで位置する山昏地縮で、温皐に恵まれた観光地といった点からも共通性があり、相互理解を濠め、意見突換をすることで双方が刺虫L合える場となっている。
例えぽ、安俸を会場にした年は「インバウンFJをテーマに構演会と意見交換を行った。高山市は外国人観光客に対する取り組みは先進地であり、観光パン7レフト一つ取ってみても英語や緯圏、中国悟はもちろん、スペイン語、ロシア路まで網履している。
また、外国人を受け入れる旅館の女将さんたちも乗車寄で使う必要最小阪の英語は修得している人が多いという。このように聞くと「なるほど古池地は章檎も高〈、努力もしているjと思わされるのだが、外国人(特に個人旅行者)が真に求めているのは、日本の伝統文化やコミュニケーシヨンに触れることであ札言葉古ゆ少通じなくても、その地域の人たちとのふれあいを持つことであるという。『おもてなしの心Jがあれば充分彼らに伝わり、満足度は満たきれるということを教えられた。
研修会ではその年によって国土交通省の担当者を招いて中部縦貫自動車道の動向や航路行政など様々なテーマで勉強会を行っている。双方から今後もこの事業は継続して行っていきたいという意見が出されている。
交流会での研修会
●振興委員:上條敏昭・奥原宰・大野哲治・奥原和友 ●経営指導員:中島健
松本飲食店組合(Vol.002)
伝統野菜で彩る信州松本のカタチ
長野県内では地域の食文化とともに育まれた個性的な野菜がr~州の伝統野菜J として59種類が選定されている。しかし高齢化や、出荷価格の下帯等により生産量が減少、農地の荒廃化も目立つようになってきた。こうした状況を憂慮した松本飲食庖組合は『伝統野菜Jを使った取り組みにより消費者に伝統野菜を知ってもらい、かつ消費を促進させ、伝統野菜の生産量増加と付加価摘が上がることを目的に、平成21年7月に『伝統野菜で彩る信州松本のカタチ』プロジェクトを発足させた。
当プロジェクトでは、伝統野菜を用いた料理を新規開売し、組合所属の飲食脂にて侵供している。また、一般家庭でも作ることのできるレシピも開錯して、消費者向けに勉強会を開催し、普及拡大を図っている.現在18品目のレシピが開発され、年内には59種類すべてのレシピ開発を目指す。
また、伝統野菜の栽培農家とも連携して、契約栽培の締結と周知活動への崎力、レシピ開発のために情報収集などを呼び掛け、現在8種類の契約締結が行われた。.井組合長は「これらの取り組みにより、当プロジェクトの目標である伝統野菜の生産量噌加は達成できる見込みとなった。今後は発表されたレシピの料週本を制作して、伝統野菜を地域に根ぎしたものになるよう取り組んでいきたい。』と語った。
伝統野菜の一つ 保平蕪
●振興委員:藤井國廣 ●経営指導員:山田聡
村井町商工親和会(Vol.001)
『夢が来る街』を目指して
かつて善光寺街道の宿場町として栄えた村井地区は、明治35年の固鉄中央線塩尻~松本聞の鉄道開通に伴い村井駅が開業、駅を中心として商工業者が集まり商工業集積地が形成された。昭和14年に親和会の基礎となる芳川商工会が創立。昭和25年には同会の前身となる村井商栄会が発足、昭和33年には、さらなる商工業者と地域の活性化のため、現在の「村井町商工親和会jが発足された。五十余年を数える歴史のある親和会である。
地域ブランド「夢来(むらい)」
街を活性化させるためにはどうすればよいか、常に会議の話題に挙がるテーマがあった。そんな折、同会が毎年聞く夏祭りの名前として「夢が来る街。子供たちが街を担う人材に育つこと」との原いを込め、村井町名の語呂合わせの「夢来」と名づけた。「形あるものをjという芦に応え、魅力のある商品として売り出せるプランド力が必要であると考え「宿場町や養蚕で栄えた村井に特産品を創ろう、だったら名前を売っていこう」と「夢来」という文字にして、このネーミング自体をプランド化し、街の活性化に繋げる企画に乗り出した。
まず初めにロゴの作成に取りかかり、市内の書道家に作成を依頼。愛らしいキャラクターにも見える文字のロゴが完成した。次は商品の開発に取り組み試行錯誤の末、清酒を造ることとなった。原料となる未は村井地区で農地を持つ会員に生産を委託し、田植えや稲刈りは会員有志が行っている。また、醸造は地区にゆかりのある酒蔵に依頼ロここに村井の村井による村井独自の酒、清酒「夢来」が誕生した。販売については夏祭りや地元飲食脂、酒屋を中心にここでしか手に入らない貴重な商品となっている。
現在は、完成した滑酒の絞り粕を使い蒸留した焼酎の開発にも成功し、村井産の米を余すことなく使用してプランF力のさらなる強化を図り、「村井の味」として活性化の起爆剤となっている。
次世代への道しるべ
今後の展開は、地区内にある散策スポットを発掘し、周辺ウォーキングルートの設定、地区内にあるお寺に「夢来地蔵J(ゆめくるじぞう)の建立、地域公共施設や病院または会員企業の情報を載せた冊子「見てみてネット便利帳」を地区全戸に配布し、会の活動を周知するとともに、「夢来」プランドを使ったさらなる商品開発など、将来的にはこうLた商品を集めた庖舗を作る計画もあるo滝揮振興委員は最後に「会員自ら色々な商品やアイデアを出し合い、楽しみながら街の活性化に取り組むロこれが次世代の地区若者へのメッセージになればと思っています』と力強く語った。
村井独自の地域ブランド 清酒「夢来」
●振興委員:滝澤文雄 ●経営指導員:横山正興
[2011/11/21更新]








