
平成20年度実施した要望事項
松本商工会議所では、企業のニーズ・意見を取りまとめ、タイムリーに国・自治体の政策に反映されるよう活発な要望活動を行っています。
松本市公共工事に関する要望[2009年6月1日 更新]
内容概要:
- 平素より、当商工会議所事業活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。また、10月27日の松本市建設産業活性化懇談会に際しましては市長さんのご尽力によって開催できましたことを大変感謝しております。懇談会で提議された、公共工事の前倒し発注等に関しましては、早速にお手配いただき、既に80%以上の前倒し発注をしていただいたと聞いています。緊急の経済対策として建設業界に特段のご配慮をいただき商工会議所の代表者として心より御礼を申し上げる次第でございます。さて、当所の建設業に関係する建設部会の会員数は994社と全会員の約2割強を占めており、建設部会の会員企業は、公共工事の大幅な削減と入札・契約制度の変更、昨年6月の改正建築基準法による建築許可の大幅な遅れなどによって、資金繰りの悪化など厳しい経営環境にあります。そこに追い討ちかけるような原材料などの高騰、更には、未曽有の世界的な金融危機によって、受注減と企業収益の悪化は、特に経営資源の乏しい中小業者においては事業継続も困難な状況となっています。このことが松本市全体の消費動向を引き下げ、経済活動の低迷の一因ともなっています。建設業は地方の基幹産業として、災害発生時の応急復旧や除雪の維持管理等、市民の安心・安全な暮らしを守る重要な役割を果たしてきました。しかし、現状は、企業存続のため、人件費の削減などのコスト削減で対応し、無理した落札価格でも応札せざるを得ない状況にあります。その結果、中堅や若手社員が減少し、社員の平均年齢が高くなってきています。このことは、技術伝承や事業継続を困難にし、また、企業存続のための雇用確保や設備等機械の維持管理も困難な状態に陥り、近い将来、地域から建設業者が消滅してしまう危機に瀕しています。災害復旧や除雪など松本市民の安心・安全を守る社会的責任を果たしていただける建設業者が存続していける環境づくりや入札制度の改善が必要であると考えております。このような状況下において、当商工会議所としてどのように対応していくべきかを考え、建設部会の役員の方々から建設業界の窮状をお聞きし、松本市の関係部署の幹部職員の方々にこの業界の現状を知っていただくことが重要と考え、「松本市建設産業活性化懇談会」を10月27日に開催いたしました。この会議の意見交換の中で提議された要望事項や提出資料について、松本市の関係者と建設業界との間で実際の設計価格、入札予定価格、工事原価等について、今日まで検証を行ってきました。懇談会での要望事項や検証結果を本要望書として取りまとめました。つきましては、貴市の公共工事の前倒し発注や工事量の拡大など緊急の経済対策と、入札・契約制度に関わる次の事項について要望いたします。何卒、現在の建設業のおかれている状況をご賢察の上、特段のご理解とご配慮をお願いいたします。
- 1 松本市における緊急経済対策の実施について
- 市民の日常生活に直結した公共工事を中心に、事業の前倒しや事業費の拡大など実効性のある思い切った緊急経済対策の早急な実施を要望します。
- 2 最低制限価格等入札制度の改善について
- 最低制限価格制度が導入されましたが、依然として受注業者の工事決算額が最終契約額を上回り、コスト吸収等企業努力も限界にあり、赤字決算となるケースも多く、公共工事の品質確保にも懸念を生じます。建設業者の適正な利潤確保のためにも、現行基準額算定方式を改め最低制限価格を85%以上とするよう要望します。
- 3 設計額と入札予定価格の整合について
- 設計額と予定価格は整合すべきものと考えますが、現状では設計額に一定率を乗じて得た査定後の価格を入札予定価格しているものと推量されます。これは企業経営を圧迫するものであり国の指導に沿いこの査定制度を廃止し、設計額を予定価格とするよう要望します。
- 4 松本市にふさわしい入札制度の実現について
- 建設関連団体等の組織力・機動力を活かした災害時の緊急対応と資材の備蓄や緊急時体制の維持、社会貢献活動を正当に評価し反映する「松本市にふさわしい入札制度」の早期導入をお願いするとともに、行政・商工会議所・建設業界代表者で構成する「松本市建設産業活性化懇談会」を設置し、入札制度等についてご検討いただきますよう要望します。
提出先:
- 松本市長
提出年月日:
- 平成20年12月25日
参考事項:
- 連盟にて要望
- 松本商工会議所会頭 井上 保
- 〃 建設部会長 三浦 憲
- 〃 建設業委員長 忠地 秀起
- 松本市建設業協会会長 村瀬 直美
- 松本市緑化協会理事長 奥原 正司
中部縦貫自動車道の早期建設に関する要望[2009年6月1日 更新]
内容概要:
- 中部縦貫自動車道の整備促進につきましては、特段のご尽力をいただいていることに対しまして深く感謝申し上げます。平成17年7月に松本市安曇沢渡で発生した大規模な土砂崩落の災害復旧に際しましては、早期の復旧工事により平成20年4月20日に「うすゆき橋バイパス」として開通しましたことは、深く感謝申し上げる次第です。現在の一般国道158号は、松本市と福井市を結ぶ唯一の幹線道路であり、重要な役割を果たしておりますが、長野県側においては山岳区間の幅員が狭く、急カーブも多いなど、関係地域の交流に多大な支障をきたしており、また市街地区間においては地域内交通と通過交通の集中による交通渋滞が慢性化するなど、地域生活者にとって道路拡幅・整備がまたれるところであります。一方、中部縦貫自動車道は岐阜県側では着々と建設工事が進められ、東海北陸自動車道から分岐して高山ICまでが開通し、地域振興に多大な効果をもたらしており、長野県側の立ち後れは顕著なものとなっております。中部縦貫自動車道は、関東・中部・北陸の各地方を結ぶ重要な路線であり、関係地域の産業・経済・観光・文化の発展に大きく寄与するものであり、本路線の早期完成を念願しています。つきましては、一層の事業促進をお願いしたく、下記の事項について特段のご配意を賜りたく要望申し上げます。
- 1.道路特定財源の見直しにおいては、地方が真に必要とする道路整備が引き続き計画的に実施できるよう、道路整備財源の充実強化をお願いします。
- 2.岐阜県側の着実な進捗に比べ長野県側は停滞しており、早期に中部縦貫自動車道(波田~中ノ湯間)のルート提示をしていただき、国道158号の整備もあわせ、一刻も早い事業化に向けた取り組みをお願いします。
- 特に次の箇所の建設・整備促進を強く要望します。
- ①山岳区間の建設・整備「奈川渡ダム前後」は、狭あいな屈曲部と幅の狭いトンネルで大型車両のすれ違いに困難をきたし、事故や交通事故渋滞の原因ともなっています。
- ②市街地区間の事業促進
- ア 波田町渋滞対策道路の早期完成と、その先線(波田町~松本市)の整備促進をお願いします。
- イ 渋滞対策道路の進捗状況を踏まえ、松本波田道路の整備促進をお願いします。
提出先:
- 国土交通省、財務省、国土交通省関東地方整備局、地元選出国会議員
提出年月日:
- 平成20年7月3日
参考事項:
- 中部縦貫自動車道の早期建設を進める会(会長 松本商工会議所会頭 井上 保)
担当:管理経理グループ tel(0263)32-5356




